プロペシアの副作用と注意点

プロペシアの副作用と注意点プロペシアはAGAに効果的な治療薬です。
その効果は絶大で臨床試験の結果、長期服用された方の実に95%以上が症状の進行が認められませんでした。

このように、AGAの治療には不可欠なプロペシアですが、いくつかの副作用が確認されています。その他注意点なども含め下記にまとめておきます。

プロペシアの副作用

プロペシアの主成分、フィナストリドを内服して発症する可能性がある副作用は以下の通りです。
(どの症状も発症する確率は数%とかなり低めです。)
◎勃起不全
◎女性化乳房
◎胃部不快感
◎性欲減退
◎肝機能障害

勃起不全

Erectile Dysfunction を略して、ED(イーディー)と呼ばれる男性の性機能障害の一種。陰茎の硬度不足によって通常の性交が行うことができなくなる状態のことを指します。インポテンスやインポテンツなどと呼ばれる場合もあります。 勃起不全は一般的に加齢に伴い増加する症状ですが、昨今若年層にも多く見られるようになってきています。

勃起不全の副作用は前立腺疾患用にフィナステリド(プロスカー)を5mg/日投与した場合の副作用となります。AGA治療に使用するフィナステリド(プロペシア)は1mg/日と低容量のため、勃起不全が発症する確率は極めて低く、勃起不全が確認される場合であってもその割合はプラセボと呼ばれる、有効成分(フィナステリド)が入っていない錠剤を服用した場合と同程度となっています。

女性化乳房

男性の胸部が女性の胸の乳房のように隆起する症状のことを指します。個人差があるものの時に母乳がでることもあります。この女性化乳房の原因はフィナステリド(プロスカー)服用による肝機能低下(女性ホルモンが増える)や、プロスカーによるホルモンバランスの乱れ(男性ホルモンを抑制する)などが大きな原因と考えられています。

女性化乳房も上記の勃起不全同様、フィナステリド(プロスカー)を5mg/日投与した場合の副作用となります。AGA治療のためのフィナステリド(プロペシア)の場合、女性化乳房を発症する確率は極めて低いでしょう。

胃部不快感

健康な時はほとんど意識することのない胃の健康状態ですが、体調が悪くなり少し意識すると、「何か気持ち悪い」「胃がムカムカする」などといった医療機関に行くほどではないが、胃の不調を感じることがあると思います。この症状を胃部不快感といいます。

胃部不快感は臨床試験で報告があがったのでプロペシアの副作用として発表されてはいますが、この症状はプラセボとよばれる有効成分(フィナステリド)が含まれていない薬からでも同程度(約5%)の割合で報告があがっているため、「錠剤を内服しているため胃が不調になっている。」という人の思い込みの部分が大きいと考えられている。

性欲減退

プロペシア服用による性欲減退の報告があがっています。
性欲減退とは、通常よりも性交したいという気持ちが薄れてしまう異常性欲の状態をさします。ただし、「通常の性交・性欲」とは国や文化、異性間の考えかたなどにより様々なので、その境界線はあいまいとなっています。

プロペシアに含まれるフィナステリドと性欲減退との関係ですが、フィナステリドはもともと性欲を司るテストステロンを減少させる薬ではなく、脱毛の原因でる「ジヒドロテストステロン(DHT)」の生成を防ぐため、血中の「5αリダクターゼ(還元酵素)」の働きを阻害する働きを持ちます。つまり理論上はプロペシア服用が原因による性欲減退は考えにくいとされています。

ただ、世間一般的に「男性ホルモンを抑制=性欲減退」と認識する人も多く、プロペシア服用による性欲減退はこういった心理的要因が作用するものと考えられます。実際、性欲減退はプラセボと呼ばれるフィナステリドを含まない錠剤を使用した実験でもこの副作用の発現頻度は、プロペシア服用した場合と殆ど変わらないという結果がでています。

肝機能障害

肝臓は体の中の化学工場と呼ばれ、体外がら取り入れたまざまな栄養素を化学的に変化させる働きを持ちます。その他の主な働きとして、脂肪を消化するために必要な胆汁の生成や、タバコに含まれるニコチンやお酒のアルコールなどの毒物を人体にとって害のないものに変えるのも大事な肝臓の働きです。

特に重篤なものは報告されていないものの、プロペシアを服用することにより、これらの肝臓の働きが正常に機能しない場合があるとMSD(旧万有製薬)から発表されいてます。

プロペシア(フィナステリド)の取り扱いと注意点

プロペシアは用法・用量をまもっていれば、医薬品の中でも比較的安全な薬です。しかし他の医薬品と同様に注意すべき要項が存在するので、下記にまとめておきます。注意点は以下の通りです。

◎服用可能なのは成人男性のみ
◎用法・用量について
◎プロペシア(フィナステリド)の保管・管理
◎献血について

プロペシアを服用できるのは成人男性のみ

プロペシアを服用できるのは成人男性のみとなります。
つまり、子供や女性、特に妊娠中の場合は絶対に服用厳禁となります。

女性がプロペシアを服用してほとんど効果が得られない

プロペシアは〔AGAの原因とプロペシアの効果〕で説明しているように、薄毛・抜毛の最も大きな原因ともいうべき男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」の生成を防ぐ働きを持つ治療薬です。女性にもDHTが存在しているので、プロペシアが全く効果がないという訳ではないのですが、男性の場合と違い女性の脱毛はストレスや、極端なダイエット・老化etc・・・などが複合的に作用して起こると言われています。

つまり女性がいくらプロペシアを服用しても男性のような劇的な変化は期待できないのです。

妊娠中の女性はプロペシアに触れることすら危険

繰り返しになりますが、プロペシアは「ジヒドロテストステロン(DHT)」が作り出されるきっかけとなる5αリダクターゼ(還元酵素)を阻害しAGAの原因となる「ジヒドロテストステロン(DHT)」が増加するのを防ぐ働きを持ちます。

成人した男性にとってDHTは薄毛や抜毛の増加、さらに前立腺肥大や前立腺癌の進行を促したりとマイナス要因が多いですが、小さい子供や胎児(男の子)にとってDHTは、生殖器の発達を促す大切な役割をもっているのです。

つまり、妊娠中の女性や小さい子供にとってプロペシアはとても危険な薬物と言えるでしょう。服用はもちろんのこと、プロペシアに触れることで皮膚吸収してしまう可能性もあるので、触れることも厳禁です。仮に妊娠中、胎児が女のことわかっていたとしても、婦人家系の問題が生じる可能性があるのでプロペシアには十分注意するようにしましょう。もし妊娠中、なんらかの形でプロペシアを吸収してしまうと、奇形児が産まれてくる確率が上がると言われており、さらに小さい男の子がプロペシアを吸収してしまうと、性器の発達障害が発生する可能性が高まると言われています。

プロペシア服用者との子作りについて

上記の説明をふまえると気になってくるのが、プロペシア服用者との子作りについてだと思います。結論から言うとそれほど気にすることはありません。プロペシア服用者の精子にはプロペシアの主成分フィナステリドが含まれています。ただ、その量は極めて微量で胎児の生殖器の発達には問題ないとされています。現にプロペシア服用者との性交で子供が奇形児になったという報告は発表されていません。

ただ、ごく微量ながらもフィナステリドの成分が含まれているのも事実です。パートナーがプロペシアを服用してるがためにストレスを感じながら子作りするくらいなら、子作りの約1ヶ月前から一時的にプロペシアの服用を中断してもらうようにしましょう。
(1ヶ月プロペシアの服用を中断すれば体内に含まれるフィナステリドはほぼ消えてしまいます。)

プロペシアによる奇形児よりもストレスによる流産の確率のほうが圧倒的に高くなります。

用法・用量について

プロペシアはフィナステリドを0.2mg含むものと1mg含むものがあります。
程度によってどちらかを選択するのですが、どちらも1日1錠というのは決まっています。

プロペシアは一日に複数錠服用してもその効果に変化はほとんどはあらわれませし安全性も確認されていません。複数錠の服用は絶対に避けるようにしてください。

時間帯については特に指定はなく、食前食後のどちらでも体内への吸収率の変化は指摘されていないので、ご自身のタイミングで服用していただいて問題はありません。ただ体内での薬の濃度を安定させるために毎日同じ時間帯に服用するのが望ましいです。

プロペシア(フィナステリド)の保管・管理

プロペシアは、直射日光、高温、多湿を避け容器に入れ保管してください。
プロペシアの錠剤はコーティングされており、通常皮膚吸収されることはありませんが、コーティングがはがれていたり、錠剤がわれていたりする可能性もゼロではありません。保管場所は絶対に子供が触れられない場所に。パートナーがいる場合は服用開始前にプロペシアの副作用・注意点を必ず説明しておきましょう。

プロペシア服用者の献血について

プロペシアの服用中の献血は禁止されています。
上記で説明しているようにプロペシアに含まれる主成分フィナステリドは胎児や幼児に性器の発達障害を引き起こす可能性があります。

献血を検討されている方は献血を行う日までの1ヶ月間はプロペシアの服用は中断するようにしましょう。1ヶ月間プロペシアの服用を中断すれば、主成分であるフィナステリドは体内から消えてしまいます。

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